舞台SCENE

およそ400メートル四方の区画に飲食、風俗、果ては賭博まであらゆる欲望のはけ口が集まる東洋一の歓楽街・神室町。

タクシーを呼び止めようと一万円札を高々と掲げるサラリーマン。露出の過剰なボディコン姿で闊歩する女性。
そんな時代の熱に浮かされた人々をディスコやテレクラ、高級ブランドショップといった欲望のはけ口の数々が取り囲む。

街の中央部は更に混沌の色を強め、得体のしれない店の間を縫うように細い路地が網の目のように走っている。
噂では、この区画が再開発計画の対象になっているらしい。

“眠らない街”と謳われる華やかさを見せる一方、東日本最大の極道組織「東城会」系の極道たちが日々縄張り争いを繰り広げている。

神室町は東洋一の歓楽街であると同時に“日本で最も危険な街”でもある。